毎日があっという間に通り過ぎて仕事や家事、育児、さらにはプライベートにと大忙し。圧倒的に「時間が足りない!!!」と感じている人は多いはずです。全ての人に平等に与えられている「時間」。増えもしなければ、減ることもなく。過ぎ去った時間は取り戻すこともできません。人生の豊かさは「時間の使い方」が重要な鍵になります。時間の使い方を少し工夫するだけで、毎日を気軽に彩ることができます。ここでは、女性が自分らしく幸せに生きるための「時間管理術」を、ポイント別にわかりやすく解説します。

この記事では、やらなきゃいけないことをいかに効率よくこなすにはどうすればいいのか?ということではなく、もっと大事な根幹の部分から自分らしい幸せのための時間管理術についてお話ししていきます。
こんな方におすすめです。
・もっと人生を充実させたい
・時間の使い方が下手だと感じている
・絶望的に時間が足りない!
「自分が本当に大切にしたいこと」を知る
まず何より先に大切なことは、「自分の幸せの基準」を明確にすることです。
自分の幸せについて考えても、なかなか答えが出ないことも多いと思いますが、あらゆる状況において、どんな状態のとき、あなたが心で幸せを感じられるのか。
自分の価値観や見たい景色を心で感じることで、自分にとっての優先事項を明確にすることができます。自分が大事にしていることに時間を使っていくことで、心も人生も充足感を感じながら毎日を更新していけます。
じっくり心で感じてみましょう。
幸せの基準は、他の誰でもない「自分自身」です。人生の軸になる大事な部分です。何度でも向き合ってみましょう!
「見える化」で無駄を省く
次に有効なのが、スケジュールやタスクを「見える化」すること。
人は見えない物事に対して、無意識的にも意識的にも不安を感じる生き物です。
実は、見えていないことが物事の効率化を落とし、行動を制限したり、無駄に行動していたり、望む結果を得られないことにつながっていってしまいます。
お金、用事、仕事や家事のタスク、人間関係など含めて、スマホのアプリや紙の手帳、カレンダーなど使いやすいツールを使い、朝起きてから寝るまでの時間配分を記録してみましょう。
そうすると、意外なほど「無駄にしている時間」や「活用できる隙間時間」が浮き上がります。
自分の行動を客観的に把握することで、「今ここを改善すればもっと楽になる」 という具体的な方策が立てられます。
「小さなタスク」から片付けるメリット
やるべきことが山積みになると、どれから手を付けるべきか気づかず、ストレスを感じる方も多いでしょう。
そんなときは短時間で終わる仕事を先に片付けてください。
また、作業に集中する際はスマホの通知を切ったり、メールチェックの時間を決めたり、
集中力をそぐ無駄を減らす工夫をするとさらに効率的です。
「マルチタスク」より「シングルタスク」思考で
「ついでにいろいろこなさなきゃ!!」と考えてしまいがちですが、
実はマルチタスクは集中力や作業効率を下げると言われています。
シングルタスクの方が、結果的に短い時間でミスも少なく済み仕事や家事を円滑に進めることができます。
優先するべきことを洗い出し、一つ一つ取り組んで完結させていきましょう。
「隙間時間」を活用して自分を高める
忙しいスケジュールの中でも、通勤時間やちょっとした休憩、帰宅後など意外と細切れの時間はあるものです。
もしあなたが、今の人生を理想のものにするために、キャリアアップやキャリアチェンジを考えていている場合、その実現のために必要なことは、シンプルに「知識と行動」です。
「オンライン講座を活用して短い動画や音声で学びを深めていく」「SNSで発信を始めてみる」など、少しでも自分のスキルアップや知識のアップデート、行動を高めることを取り入れてみましょう。
このような小さな時間を積み重ねていくと、あなたが望む大きな成長や充実感につながります。
「完璧主義」を手放す
女性は「すべて完璧にこなさなくては」とよく考えてしまいがちですが、その意識がストレスになっていることも多いです。
ここは少し肩の力を抜き、「今日はできなくてもいい」と自分を許し、柔軟に物事に取り組むことが大切です。
完璧を追い求めるあまり、時間管理自体が苦しくなってしまったり、生きることが苦しくなってしまったり、せっかくのチャンスが舞い込みにくくなってしまったりするのは、本末転倒ですから。
柔軟な心と思考で生きていきましょう。その方がきっと、結果、人生がうまくいきます。
「休息時間」を計画に入れる
休息は、時間管理というと、効率だけを追い求めてしまうことが多いですが、休息の時間もしっかりスケジュールに組み込むことが健康的な時間管理術の基本です。
休息は、心も体もリフレッシュできることをするといいですね。「好きなことに没頭する」「興味があることを勉強して違う世界を感じる」「自然の中で過ごす」「読みたい本を読む」「ゲームをする」「料理やお菓子作りをする」「趣味に没頭する」「旅行に行く」「買い物する」「気の合う友達と過ごす」「何もしないでダラダラする」「子どもを預けて自分のやりたいことをする」などなど、あなたがしたいことを。
週末に「何もしない日」を設定する、夜リラックスタイムを確保するなど、意識的に休む時間予定表に書き入れましょう。これにより、心と体の疲れがリセットされ、次の行動にも集中しやすくなります。
まとめ
女性が自分らしく幸せに生きるための時間管理術は、単なる効率化のテクニックに留まりません。
時間管理術と聞くと、多くの人は「時短」を頭に思い浮かべる方も多いかもしれませんが、「自分が何を大切にしたいのか」を明確にし、その軸から目標や願いに向けて時間を再配分していくことで、本当の意味で心が満たされる毎日へと近づきます。
無駄な物事は自然と削ぎ落とされ、幸せの人生の創造のために本当に必要な物事へ費やす時間が増えていくはずです。
完璧を求めすぎず、周りに流されすぎず、幸せな人生のためにシンプルな工夫を重ねながら、周囲のサポートも活用して自分だけのペースを守る。そんな時間の積み重ねこそが、忙しい中でも豊かさや余裕を感じられるカギとなるでしょう。
自分自身と対話しながら、ぜひあなただけの「幸せ時間管理術」を育んでみてください。